IT業界に飛び込んだものの、合ってないから離れたい。
けどIT業界から離れるのって、もったいないかな?
とお悩みの方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
IT業界から離れたいなら、早めに動くことがおすすめ
— モリ|フリーランスWebライター (@MockRoll) May 23, 2023
「ITから退くなんてもったいない精神」で続けるほうが、かえって人生の貴重な時間がもったいない
いちど離れても、経験があればやり直しが利く
実際に離れることで、プラスの方向に転じている人もいる#駆け出しエンジニアと繋がりたい
IT業界から離れたいなら、早めに動くことがおすすめ
「ITから退くなんてもったいない精神」で続けるほうが、かえって人生の貴重な時間がもったいない
いちど離れても、経験があればやり直しが利く
実際に離れることで、プラスの方向に転じている人もいる
- IT業界を離れる決断ができます。
- IT業界を離れたあとのキャリアでの失敗を減らせます。
IT業界から離れたいなら早めに動こう【我慢は意味ない】
タイトルにあるとおり、本記事で言いたいことは以下のとおりです。
「IT業界を離れたい」と思っているなら、早めに行動しよう。
IT業界は全体的に年収も高く、芸談では需要が高く安定しています。
そのため、離れるにも「もったいない」という感情が生まれることでしょう。
しかし、その「もったいない精神」で続けることのほうが、かえって人生の貴重な時間がもったいないです。
今回の記事では、IT業界をスムーズに離れるコツや注意点、離れた方々の体験談などを、元エンジニアの筆者の観点でご紹介します。
IT業界を離れるなら早いほうがいい理由
IT業界を離れるなら早いほうがいい理由は、大きく以下のとおりです。
その①:時間がもったいないから
その②:年齢によってキャリアチェンジは難しくなるから
その③:我慢しても意味ないから
それぞれ見ていきましょう。
その①:時間がもったいないから
IT業界を離れるべきいちばんの理由は、時間がもったいないからです。
早くIT業界を離れ、やりたいことに着手すれば、そのぶん慣れるのも早くなります。
その結果、「もっと早く始めてればよかった」と後悔することになるのがオチ。
我慢して続けていたり、渋っている時間は、やりたいことに投下しないともったいないです。
その②:年齢によってキャリアチェンジは難しくなるから
早く離れるべき理由2つ目は、年齢によってキャリアチェンジが難しくなるからです。
年齢が上がってくると、企業からの採用率が下がります。
基本的にどの企業も、若い人を欲しがるからです。
さらに年齢が上がってくると挑戦や変化を嫌うようになるため、行動力も下がります。
企業からの評価、自分の行動力、両方の観点でキャリアチェンジが難しくなるでしょう。
その③:我慢しても意味ないから
「我慢しても意味がない」ことも、早く離れるべき理由です。
やりたいことを我慢して今の会社でがんばっても、実現できるわけがありません。
また我慢してがんばっても、今のよくない状況が改善する可能性も低いです。
さらに、我慢すればするほどストレスもたまって自分の心身にもよくない。
そのうえ、その我慢を評価してくれる人だってそうそういません。
「我慢」は基本的に意味がないと、心得ておきましょう。
IT業界から離れたいと思う理由
IT業界から離れたい、と思ってしまう理由は大きく以下が挙げられます。
その①:人間関係がよくないから
その②:ハードワークに疲れたから
その③:思っていたより自由じゃないから
その④:給料が低いから
その⑤:将来に不安を感じるから
それぞれご紹介します。
その①:人間関係がよくないから
離れたいと思う理由1つ目は、人間関係。
人間関係は、社会人が抱えるいろんな悩みの中でも、もっともどうにもならない悩みです。
ましてやIT業界は、専門知識をもつ職人肌の人もたくさんいます。
嫌味を言われたり、叱責されることは決して少なくありません。
以前の記事、たしかにエンジニアって、性格悪い人多いかも【理由&対策】でも紹介しています。
その②:ハードワークに疲れたから
ハードワークに疲れたことも、IT業界を離れたい原因になります。
IT業界、とくにエンジニアはタイトな納期やスケジュールで動くので、激務が多い傾向です。
そのためプライベートな時間が減ってストレスが解消しきれず、嫌気が指してしまいます。
その③:思っていたより自由じゃないから
自由じゃないことも、IT業界を離れたくなる理由のひとつ。
「エンジニアになって自由な働き方を!」のような広告はたくさんあります。
しかし実際、エンジニアは労働集約型です。
会社員エンジニアなら、拘束時間きっちり働く必要があります。
フリーランスになっても、結局クライアントが希望する納期に追われます。
そのため、「想像していた自由とは違う」と感じる人は少なくありません。
その④:給料が低いから
IT業界を離れたい理由に、給料の低さも挙げられます。
世間的にIT業界は高収入と言われており、平均年収を調べても、たしかに高水準にあるように思えます。
しかし実際、一部の高給取りによって、平均値が大きく底上げされていることも事実です。
平均年収を真に受けてIT業界を選んだ人は、そのギャップで嫌気が差してしまいます。
その⑤:将来に不安を感じるから
将来に不安を感じることも、IT業界を離れたくなる理由です。
IT業界は需要が高く、将来性もある業界とはよく言われます。
しかしいざ働いてみると、「このままこの業界にいて大丈夫だろうか」という不安はつきまといます。
理由としては、
- ハードワークで心身が疲れる
- 周りの従業員の年齢層が若い
- エンジニア35歳定年説
などがあります。
そのためエンジニアとして活躍していても、20代後半~30代半ばを目処にセカンドキャリアを真面目に考える人は多いです。
IT業界に向いてない人の特徴
IT業界に向いていない人の特徴は、以下のとおり。
その①:機械相手の仕事に苦痛を感じる人
その②:勉強が嫌いな人
その③:プレッシャーや重圧に弱い人
それぞれ、ご紹介します。
その①:機械相手の仕事に苦痛を感じる人
機械相手の仕事に苦痛を伴う人は、IT業界に不向きと言えるでしょう。
IT業界は、PCなどの機械が相手の仕事がメインといえるからです。
もし機械が苦痛では致命傷なので、長くは続かない可能性があります。
その②:勉強が嫌いな人
勉強が嫌いな人も、IT業界に向いていない傾向です。
IT業界は最新の技術や言語、ツールが次々と登場します。
そのため、それらに追いつくための知識のアップデートは必要不可欠です。
この背景から、エンジニアは「一生勉強が必要」とされています。
勉強が嫌いだったり、好奇心がない人は、向いてないでしょう。
その③:プレッシャーや重圧に弱い人
プレッシャーや重圧に弱い人も、IT業界には向いてないです。
IT業界では、常にクライアントが希望する納期に追われつつ、仕事をしなければなりません。
そんな中でプロジェクトには、仕様変更やトラブルがつきもの。
スケジュールどおりスムーズに進むことのほうが珍しいと言えます。
こういったプレッシャーや重圧に耐えることができないと、IT業界では務まりません。
すぐに離れたほうがいいIT企業の特徴
すぐに離れたほうがいいIT業界の特徴は、以下が挙げられます。
その①:スキルアップができない
その②:残業や休日出勤が状態化している
その③:残業代や交通費が出ない
それぞれ、ご紹介します。
その①:スキルアップができない
スキルアップができない会社は、すぐにやめたほうがいいでしょう。
たとえばプログラミングなどではなく、一般事務やエクセル作業、清掃などを任さているケースです。
どの企業でも通用する汎用的なスキルが手に入るのが、IT業界のメリット。
そのスキルが手に入らないなら、メリットは少ないです。
その②:残業や休日出勤が状態化している
残業や休日出勤が当たり前になっているようなら、すぐにやめたほうがいいでしょう。
時間外労働の時間を減らせない企業は、未来が明るいとは言い難いためです。
また「労働時間の削減」は、いまや政府が取り組んでいる問題でもあります。
その③:残業代や交通費が出ない
残業代や交通費が出ない会社も、すぐにやめたほうがいいでしょう。
実際、残業代の一部を端折る「みなし残業」を採用している企業は少なくありません。
また出勤が必須のわりに、交通費がまったく支給されない企業も問題です。
IT業界を離れるときの注意点
IT業界を離れるときは、以下の点に注意すべきです。
その①:次のキャリアを明確にしてからIT業界を離れる
その②:引き継ぎをおろそかにしない
それぞれ見ていきます。
その①:次のキャリアを明確にしてからIT業界を離れる
IT業界を離れるなら、次のキャリアは明確にしておきましょう。
なるべく早く離れたほうがいいとはいえ、「離れた後どうしたいか」が大切です。
なにも決めず「嫌だから」とやめてしまうと、その後失敗する可能性は高くなります。
その②:引き継ぎをおろそかにしない
IT業界を離れるときは、引き継ぎをおろそかにしないことです。
引き継ぎがしっかりできるかどうかで、円滑にやめれるかどうかが左右されます。
「どうせIT業界から離れるし」のような考えは捨て、プロ意識をもって誠実に、やるべきことを行いましょう。
IT業界から離れた方々の体験談
IT業界から離れた方々の体験談をご紹介します。
エンジニアをやめてよかった理由
病院の情シスで働く医療情報技術師の奮闘記
- 定年まで働く姿をイメージできるようになった
- 地元で働くことができた
- 向いてないと思って辞めた、SEの経験が活きた
『SEを辞めてよかった』と言っている人に共通して言えることは、SEとしてのキャリアが浅かった、というのが挙げられます。
何が言いたいかと言うと、SE・IT業界を完全に辞めるような転職は社会人3年未満まで、ということです。これ以上、社会人としての経験を積んでしまうと、転職成功率はぐっと下がります。
その理由は、企業はある程度の年齢の人には即戦力を求めるためです。個人的には『ゼロからスタートさせてください!』と思っているかもしれませんが、企業は社員を管理職にさせていきたいと考えています。
管理職になるためのキャリアプランを考えた時、それなりの年齢をした人を新卒と同じスタートラインに置くと、管理職にさせるためのキャリアプランが描けないんです。
SE自体を辞めたいなら、SEを辞めてよかったと思いたいなら、できるだけ早い段階で行動しましょう。
SEを10年続けてみた結果!転職したくてもできなくなった…
IT業界をやめてしまったとしても、趣味や副業でエンジニアとしてパソコンと向き合う方も多いようです。
正社員エンジニアとして業務学んだことを生かして、納期に終われずに楽しくプログラミングをする生活は有意義な時間になりそうですね!
やまやまブログ
SEの方が辞めてよかった理由は以下の8つ。
ポチのすけ
- 自社サービスの開発ができるようになった
- 休日出勤がなくなった
- 客先常駐がなくなった
- 残業が減って働きやすくなった
- 女性のライフイベントに考慮されるようになった
- 給料が上がった
- 人間関係の悩みから解放された
- 心の平穏を取り戻せた
IT業界はたしかに、需要も高く将来性もある業界です。
ただその中でも、IT業界から離れてやりたいことが実現できるなど、プラスに転じている人もいます。
また、たとえIT業界から離れても、その経験は必ず別の分野で活かせます。
さらに、一度IT業界を離れても、経験があればやり直しも利くものです。
IT業界を離れるデメリットばかり考えるより、成功イメージを想像しつつ、早めに行動するのがおすすめです。
まとめ
以上、IT業界から離れたい理由や注意点、離れた人の体験談などを紹介しました。
記事の内容をまとめると、以下のとおりです。
- IT業界から離れるなら、早いほうがいい。
- 年齢を重ねるとキャリアチェンジは困難で、我慢しても意味ない。
- 離れたい理由は主に人間関係やハードワーク。
- PC作業が苦痛だったり、勉強嫌いな人はIT業界に不向き。
- IT業界から離れるときは、次のキャリアを明確にしておくこと。
- IT業界から離れ、人生を好転させている人もはたくさんいる。
IT業界が合わないことへの不満や、将来への不安などは、何かしら行動をしないと解消することはありません。
また一度IT業界を離れても、経験があればある程度やり直しは利きます。
なるべく早めに離れるべく、重い腰を上げて行動することをおすすめします。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。