クラウドソーシングはシステム手数料が高い。
マージンが安いフリーランスエージェントを知りたい!
このようなお悩みをもった方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
【フリーランスエージェントのマージン率の闇】
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) August 9, 2022
ユーザーのスキル、担当営業によって変動する
同等の案件、同じ学歴でもエージェントによって違う
対策
自分の単価相場を把握する
複数のエージェントを使ってみる
マージン相場は10~20%
これ以上だったら抜かれすぎ#フリーランスと繋がりたい
【フリーランスエージェントのマージン率の闇】
ユーザーのスキル、担当営業によって変動する
同等の案件、同じ学歴でもエージェントによって違う対策
自分の単価相場を把握する
複数のエージェントを使ってみるマージン相場は10~20%
これ以上だったら抜かれすぎ
- フリーランスエージェントから取られるマージンを最小限にできます。
- 未然にフリーランスエージェントの現実を知ることで、損を避けられます。
要注意!フリーランスエージェントのマージンは高い?←人による
クラウドソーシングは、システム手数料が20%前後と、高い傾向です。
たかが20%といえ、塵も積もれば山となります。
そのため、マージンの安いフリーランスエージェントを検討する方も多いと思います。
しかし、本記事で言いたいことは以下です。
- どのエージェントも大体マージン非公開。実際に登録して比較するしかない。
- マージン率は、ユーザーのスキルなどによって調整される。
- 高いマージンを取られないためには、対策がある。
一概にマージンが安いエージェントをピックアップすることはできません。
理由は以下です。
- フリーランスエージェントは基本、マージンを公開してないから
- ユーザーのスキルや案件によって、マージン率は調整されるから
本記事でくわしく解説します。
フリーランスエージェントを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
そもそも、マージンとは?
そもそもマージンとは、案件を発注する企業が、エージェントに支払う手数料です。
わかりやすくいうと、以下のとおりです。
- 企業が100万円の案件を発注し、エージェントに依頼
- エージェントが10%(10万円)のマージンをもらう
- 仕事をしてくれたフリーランスには、差額の90万円が支払われる
上記でいう10%(10万円)が、マージンです。
当然マージンが安いほど、フリーランスがもらえる金額は増えます。
エージェント側としては、この10万の利益を手に入れたい。
そのため、受注してくれるフリーランスを積極的に探します。
どのエージェントでも基本、マージンは非公開
基本的にどのエージェントも、マージンを非公開にしています。
- 案件の内容
- ユーザーのスキル
- 担当者
これらによってマージン率が変動するためです。
ではその変動しがちなマージンは、どう決めているのか?
後述します。
マージン率はどのように決まる?【大きく3パターン】
マージン率は、以下の3パターンで決まるケースが多いです。
- 契約の回数によって決まる
- 案件の金額によって決まる
- 完全固定
契約の回数によって決まる
契約回数が増えるほど、マージン率が安くなります。
0~5回の受注で15%、5~10回の受注で10%といった具合です。
エージェントにたくさんマージンを払うほど、安くなるシステムです。
案件の金額によって決まる
案件の金額で決めているケースもあります。
30万円以下なら20%、60万円以下なら15%といった具合です。
たとえ安い案件でも、少しでも多くエージェントにマージンが入る仕組みです。
完全固定
一方でマージン率が変動せず、完全固定のケースもあります。
完全固定にしているエージェントは、基本的にマージン率を公開しています。
マージン率の平均は、10~20%
マージン率の平均は、10~20%です。
これを上回る場合、抜かれすぎと思っていいでしょう。
とはいえ、マージン率を下げてもらう交渉も難しいのが現実です。
非公開となれば、具体的な数字を確認しようがないためです。
ただ、高いマージンを取られないための知識や対策はあります。
記事後半で後述します。
【知らないと損します】マージン率は、人によっても異なる
フリーランスエージェントのマージン率は、人によっても異なります。
案件の内容や金額のみならず、
- 過去の契約の回数
- ユーザーのスキル
- エージェント側の担当者
によっても調整されるからです。
エージェントがユーザーに合わせ、調整する
マージン率は、ユーザーの過去の契約回数によっても変動します。
多いほど経験豊富とされ、マージン率は下がります。
またユーザーのスキルや、担当者によっても前後します。
営業がうまい担当者だと、以下のような流れで会話をします。
現在のおおよその単価と、希望の金額を教えて下さい。
現在の収入は、月20万円ほどです。
希望の金額は、月60万円です。
経験やスキル的に、60万の案件は少ないのが現状でして…。
ただ、30万~40万円の案件でしたら、すぐ紹介できますよ!
30~40万なら今の収入より高いし、いいかもですね。
それなら、まず30~40万円の案件をこなしつつ、スキルアップしながら60万円を目指していくのが理想かなと思います。
もし100万円の案件を30~40万円で受注させれば、エージェントに60~70万円の利益が生まれます。
つまり初心者ほど、カモられやすい
つまり以下のような方こそ、フリーランスエージェントのカモになりやすいです。
- フリーランスになって間もない、駆け出し
- フリーランスエージェントの利用経験がない初心者
駆け出しや初心者は、自分のスキル感や相場を知らない場合が多いものです。
そのため「今の収入よりプラスになるならバンザイ」。
このように、安易に考える傾向にあります。
フリーランスエージェントも、立派な商売です。
マージンは抜ける分だけ抜くのが、利益のための鉄則です。
提示された金額は、相場よりずっと低いかもしれません。
もしそうだった場合、その分タダ働きとなるため機会損失です。
フリーランスエージェントから高いマージンを取られないために
そうだったのか…。
じゃあなるべくマージンなんて取られたくない!
と思った方も多いでしょう。
エージェントからカモられないため、知っておくべき知識や対策をご紹介します。
その①:自分の単価相場を知る
その②:マージンの適性相場を知る【←1割が適性】
その③:複数のエージェントに登録し、比較検討する
その①:自分の単価相場を知る
カモられないためには、自分の適性な単価相場を知ることです。
自分の適性な単価相場も、条件で変動します。
その条件とは、以下のようなものです。
- 住んでいる場所
- 年齢
- 性別
- 職種
- スキルセット
- 経験年数
たとえば「東京 エンジニア 給料 相場」と検索すれば、平均年収など情報が得られます。
おそらく、想像より高い年収相場が出てくると思います。
しかし現実として、それが平均値です。
その相場から大きく下回ることのないよう、案件やエージェントを吟味することです。
その②:マージンの適性相場を知る【←10~20%が適性】
カモられないためには、エージェントのマージン率の適性相場を知ることです。
前述しているとおり、適性マージン率は10~20%です。
非公開となっていると、もとの金額もわからないため、判断に苦しみます。
その際、自分の単価相場の情報が役に立ちます。
マージン率は、自分単価相場の10~20%程度にとどまっているか。
ある程度逆算し、ざっくり判断するクセをつけてください。
今の収入を上回ってるし…まいっか。
と安易に受注すると、それこそエージェントの思うツボです。
その③:複数のエージェントに登録し、比較検討する
フリーランスエージェントは複数登録し、比較検討するのもいいでしょう。
理由は主に以下です。
- 同等の案件でも、単価やマージン率がまったく違うことがあるから
- 専属の営業担当の合う合わない問題もあるから
同じスキルセットや学歴でも、案件やエージェントで単価は異なるのが現実です。
また、営業担当のさじ加減もマージンに影響します。
営業との相性によって、マージン率を削れるケースもあります。
手間はかかりますが複数登録し、実際に確かめるのが、もっとも確実です。
マージン率を公開している優良フリーランスエージェント
この章では、マージン率を公開している優良なフリーランスエージェントをご紹介します。
その①:PE-BANK(マージン率:8~12%)
その②:Midworks(マージン率:20%)
その①:PE-BANK(マージン率:8~12%)
- 創業は1989年。老舗企業ゆえの安心感と信頼性が売り。
- 地方の案件数も豊富で、かつ福利厚生も充実。
PE-BANKは、株式会社PE-BANKが運営するフリーランスエージェントです。
マージン率は以下のとおり、回数によって変動する形式を採用しています。
報酬獲得数が1~12回:12%
報酬獲得数が13~24回:10%
報酬獲得数が25回~:8%
25回の利用で、平均以下の8%のマージン率で利用できます。
マージン率が10%を切るエージェントは少ないため、ぜひ選択肢に入れたいところです。
また、以下のように福利厚生も充実しています。
- 名刺作成費用を全額負担
- 資格の受験料支給(合格で全額、不合格で半額)
- ITセミナー受講料支給
- アパマンショップ仲介手数料50%OFF
- 税理士による確定申告サポート
- ほか
これらはほんの一部なので、くわしく知りたい方は公式サイトをご覧ください。
フリーランスエージェントは傾向として、都市圏に案件が集中します。
しかし、PE-BANKは地方の案件にも強いです。
田舎フリーランスを実現したい人にもおすすめできるエージェントです。
運営会社 | 株式会社PE-BANK |
設立 | 1989年5月 |
拠点 | 全国 |
公開案件数 | 約50,000件以上 |
おすすめ度 |
その②:Midworks(マージン率:20%)
- エンジニア・デザイナー向けの案件が豊富。
- 手厚い福利厚生に定評あり。
ミッドワークスは、株式会社Branding Engineerが運営するフリーランスエージェントです。
マージン率は、完全固定で20%です。
とはいえ福利厚生サービスを含んでいるため、実質10~15%とされています。
その福利厚生サービスとは、具体的に以下です。
- 税理士による確定申告サポートがつく
- 会計ソフトfreeeが無料で利用できる
- ケガで働けなくなった場合の、給与保証がつく
これだけサポートがついてマージン率は20%なので、優良なエージェントといえます。
運営会社 | 株式会社Branding Engineer |
設立 | 2013年10月 |
拠点 | 首都圏+近畿 |
公開案件数 | 約5,300件 |
おすすめ度 |
まとめ
以上、フリーランスエージェントのマージン率について解説しました。
マージン率はスキルや案件、担当によって変動します。
そのため、公開していないエージェントが一般的です。
高いマージンを取られないよう、あらかじめ相場を知っておくなど、対策を行いましょう。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。