検索しても予測に「コーダー いらない」って出てくる。
コーダーの将来性は微妙?
今後コーディングで生計立てるのは難しい?
と、お悩みの方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
コーダーいらない、と言われる主な理由
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) May 22, 2022
・ノーコードの進化、発展
・コーダー以外のエンジニアによるマウント
今後も自動化は進む
加えて「コーディングできるくらいでエンジニア名乗るな!」と、不愉快に思う人もいる
ただコーディングスキルはデザインやプログラミングと相性○
習得して損はない
コーダーいらない、と言われる主な理由
・ノーコードの進化、発展
・コーダー以外のエンジニアによるマウント今後も自動化は進む
加えて「コーディングできるくらいでエンジニア名乗るな!」と、不愉快に思う人もいるただコーディングスキルはデザインやプログラミングと相性○
習得して損はない
- コーダーは不要ではないので、前向きに学習や仕事を続けられます。
- 今後コーディングスキルを活かして稼ぐため、つけるべきスキルや付加価値がわかります。
コーダーはいらない?今後の時代にコーダーが稼ぐために必要なこと
コーダーとは、HTMLやCSSといった言語を用いて、Webサイトの見た目を構築する仕事です。
そのコーダーですが、現代ではいらないと囁かれています。
Googleの検索予測にも「コーダー いらない」とあり、現役コーダーの不安を煽ってます。
しかし結論、コーダーはいらなくありません。
ただ今後コーディングのみでは、今までどおり稼ぐことは難しいのも事実です。
本記事では、
- コーダーがいらないと言われる本当の理由
- 今後も稼いでいくために、コーディングと相性のいい+aのスキル
などを紹介します。
今もってるコーディングスキルを活かしつつ、なんか付加価値もつけたい。
とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
コーダーはいらないと言われる理由
コーダーはいらないと言われる主な理由は以下です。
その①:ノーコードツールの進化・充実
その②:知識の一般可により、供給過多なため
その③:コーダー以外のエンジニアによるマウント
その①:ノーコードツールの進化・充実
理由1つ目は、ノーコードツールの進化・充実です。
ノーコードツールとは、コーディングしなくてもWebサイトを構築できるツールのこと。
要するに、コーディングの自動化ツールです。
ノーコードツールには、具体的には以下のようなものが挙げられます。
- WordPress
- Shopify
- bubble
- STUDIO
- ペライチ
- WIX
これらはほんの一部。
この他にもさまざまなツールが存在します。
これらのツールは日々アップデートを重ね進化しています。
そのうえ今後もどんどん増え、発展することが予想されます。
そのような背景から、コーダーはいらないと言われます。
その②:知識の一般化により、供給過多なため
理由2つ目は、知識の一般化により、供給過多なためです。
知識の一般化とは、Web業界出身なら、コーディングはできて当然になっているということ。
フロントエンドやバックエンドはもちろん、デザイナーでもコーディングの知識が問われます。
つまりWeb業界の従事者にとって、コーディングスキルは必須。
そのような背景もあり、「需要<供給」の構図が成り立っています。
そのため必要性は薄れ、いらないと言われます。
その③:コーダー以外のエンジニアによるマウント
理由3つ目は、コーダー以外のエンジニアによるマウントです。
コーダー以外のエンジニアとは、主にバックエンドエンジニアやフロントエンドエンジニアです。
この手の方々はコーディングの他にもさまざまスキルを駆使し、業務を行います。
そのため、
俺らだってHTML、CSSくらいわかるよ!
HTML、CSSでコーディングできるだけで「エンジニア」を名乗るな!
みたいに、いい思いをしません。
実際、フロントエンドやバックエンドを担当するエンジニアでも、一定のコーディング知識はあります。
そのためコーディング専門の人たちを、いらないもの扱いします。
それでもコーディングは習得しておくべき
コーダーがいらないと言われる理由を前述しました。
じゃコーダーは、今後必要ないの?
今から勉強してもムダってこと?
と思う方もいるかもしれませんが、答えは「ノー」です。
それでもコーディングは習得しておくべきです。
理由は以下です。
理由①:他のスキルとの相性がいいから
理由②:ノーコードでは表現しきれない部分もあるから
理由③:コーディングスキルのみでも、転職できる可能性があるから
それぞれご紹介します。
理由①:他のスキルとの相性がいいから
理由1つ目は、他のスキルとの相性がいいからです。
例えばコーディングに加えデザインができれば、クラウドソーシングで受注率はアップします。
両軸の視点があれば、ディレクターの仕事ができる可能性も。
また+aでプログラミングの知識があれば、単価も上がります。
動きのあるWebサイトの実装が、一人でできるためです。
コーディングと相性のいいスキルは多岐にわたります。
本記事の後半でも後述しています。
理由②:ノーコードでは表現しきれない部分もあるから
理由2つ目は、ノーコードでは表現しきれない部分もあるからです。
ノーコードツールは日々進化して便利になっています。
しかし、凝ったデザインを作れるほどの自由度は、現段階ではまだありません。
ノーコードツールの範囲を超えたデザインには、コーディングは必要です。
それにノーコードツールは、以下のデメリットもあります。
- ものによっては、読み込み速度が遅い
- サービス自体が終了したら、サイトが使えなくなる
その点コーディングができれば、部分的な修正でも重宝します。
また、ノーコードツールに依存する必要もなくなります。
理由③:コーディングスキルのみでも、転職できる可能性があるから
理由3つ目は、コーディングスキルのみでも、転職できるからです。
コーディングができれば、コミュ力次第でWeb業界に飛び込めます。
Web業界に飛び込めれば、イヤでもスキルや経験が身につきます。
また、わからない部分を周りに聞けるのもメリットです。
We業界では、コーディングスキルがないと内定を出さない企業もあります。
そう考えれば、習得しておくことに損はないでしょう。
以前の記事、30歳前後が限界…?エンジニアの年齢に限界はあるのか【結論:ない】も参考にどうぞ。
コーディングと相性のいい+aのスキル
コーダーとして今後も稼いでいくための、コーディングと相性のいい+aのスキルは次のとおり。
その①:WordPress
その②:デザイン
その③:プログラミング
その④:マーケティング
それぞれ見ていきましょう。
その①:WordPress
WordPressは、コーディングと相性のいいスキルの代表格です。
コーディングを習得したら、次にWordPressを学ぶ方も多いと思います。
WordPressは概念を理解したり、独自の関数を覚えるのが大変です。
しかし自由に扱えるようになると、仕事の幅は圧倒的に広がります。
WordPressは世界規模で見ても圧倒的なシェアを誇ります。
以前の記事、【早く知りたかった】WordPressのムダのない学習方法とは?も参考にどうぞ。
その②:デザイン
コーディングと相性のいいスキル2つ目は、デザインです。
案件を見ているとわかりますが、コーディング案件には9割、デザインがつきまといます。
どちらかというと求められているのは、コーディングスキルではありません。
よりよく売れるデザインを生み出すスキルです。
またデザインとコーディング両方できれば、ディレクターを担当されることもあります。
ディレクターになれれば、報酬アップも期待できます。
そのような背景からデザインは、コーディング+aで身につければ、強力な武器となるでしょう。
以前の記事、【Web制作者・コーダー必見】最低限やるべきデザインの勉強法まとめも参考にどうぞ。
その③:プログラミング
プログラミングとは、マークアップ以外の言語のことです。
Web制作との相性を考えると、JavaScriptがオススメです。
Webサイトに動きをつける時に使うからです。
JavaScriptによるアコーディオンやハンバーガーメニューはもちろん、この他にも
- 画像スライダーの自作
- Ajaxを用いた非同期通信
- リアルタイムで動くグラフ作成
など、比較的難易度の高い実装もできると仕事の幅はグッと広がります。
また近年では、JavaScriptのフレームワークの
- React
- Angular
- Vue.js
なども需要が高まっています。
これらに挑戦してみるのもいいかもしれません。
以前の記事、【無料のみ】失敗しない!おすすめプログラミングスクール4選も参考にどうぞ。
その④:マーケティング
マーケティングとは、モノをより売れるようにする仕事です。
そもそもコーディングやデザインの目的は、お客さんの売上を伸ばすことです。
マーケティングを学べば、より売れるサイトがつくれます。
結果お客さんも喜び、継続案件の獲得にもなります。
またマーケティングを学ぶことで、自分自身の見せ方も向上し、営業力向上になります。
マーケティングは汎用的なスキルです。
Web制作のみならず、
- 面接
- 営業
- SNS
- 恋愛
など、さまざまなところで使えるので、勉強して損することはないと断言できます。
- TechAcademy:規模・知名度No1。業界屈指のコースの豊富さを誇る。
- TECH BOOST:「挫折させないサポート体制」が特徴。転職や独立向けのコースあり。
- ポテパンキャンプ:「Web系自社開発を目指す方向け。カリキュラムもRuby。
まとめ
自動化ツールの発展の影響もあり、コーディングスキル「だけ」で今後稼ぐのは難しい時代です。
しかしコーディングを習得しておけば、スキルの相乗効果で選択肢が広がります。
臆せずコーディングを習得し、自身の市場価値を高めましょう。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。