ストレスを生む思考の癖3つと、その対策

同じ攻撃を受けても、人より凹まない人をよく見る。いわゆる”ストレスを感じない人”だ。

このような人に対し、

同じ人間なのに、なんでここまで違うんだろう

と思わずにはいられないときが筆者にも多々ある。

しかし、ストレスを生む原因は結局、”考え方”や”捉え方”。

”ストレスを感じやすい人”は、ストレスを生む”思考の癖”がある。

この記事ではストレスを生む原因となる思考を3つ紹介する。

これらに着目し、考え方や捉え方を見直すことで、日々のストレスを軽減させることに繋がるかもしれない。

目次

原因は大きく、3つ。

ストレスを感じやすい人の思考の偏りとして、大きく次の3つある。

  • ”すべき”思考
  • 過小評価
  • 決めつけ

それぞれ深堀りしていこうと思う。

”すべき”思考

恐らく最も多いのがこのタイプの思考の偏り。

会社の飲み会ダルイなー。でも断りづらいなー。

あの人、いつも人を選んで挨拶しててムカつく。

コロナ禍なのに平気で県外に旅行に行くってどうなの?

特に日本人は、時間や決まりに忠実。「~であるべき」といった考え方に従う事こそが美徳、と考える傾向にあるので、なおさらだ。

【対策】

しかし、上記はすべて自分の中のルールに縛られ、悩んでいるだけとも言える。

つまり、”すべき”思考にとらわれているのだ。

・”飲み会は参加すべき”は自分の中のルール。会社の飲み会がダルイなら、やんわりと断ればいい。

・”誰にでも挨拶すべき”は自分の中のルール。人を選んで挨拶している人は、嫌いな人へ挨拶を無視することで、無駄な発声を避けているのかもしれない。

・”コロナ渦は自粛すべき”は自分の中のルール。その人はその人なりに悩み、リスクヘッジをした上で決断したのかもしれない。

「こうあるべき」というルールは、人それぞれ異なる。常識や当たり前も、人それぞれ異なる。

自分の中の「こうあるべき」を他人に押し付けてないか?もしくは、自分自身に押し付けてないか?

という事に気付くことだけでも、気持ちが楽になるかもしれない。

過小評価

自分の成功に対しては、

たまたま。

大したことじゃない。

このように過小評価をする一方で、自分の失敗に対しては、

だから自分はダメなんだ。

やっぱりそもそも無理だったんだ。

と、とことんマイナスの評価を下す。

これは失敗した際ストレスに繋がりやすく、ネガティブ思考になり自己肯定感の低下にも繋がる、良くない思考の偏り。

【対策】

謙虚であることと、自分への過小評価は異なるもの。自分が一番褒めるべき相手は、自分。

・成功したら「よく頑張ったぞ、自分!」

・失敗したら「たまたま。」

と考える癖をつけること。

決めつけ

見ての通り、”決めつけ癖”。

マッチングアプリ始めたって、彼女はできない。

転職したって、結局、人間関係で苦しむ事は避けれない。

あの先輩は自分を嫌いだから、言い方きついんだ。

根拠もないのに自分の中で勝手に決めつけ、思い込みが暴走し、ストレスに繋がっているというパターン。言い方は悪いが、まさに”自滅”そのもの。

【対策】

常に自分に対して、「それ、決めつけじゃない?」と問いかける癖をつけること。

・マッチングアプリやれば、話下手でも、聞くことと共感が得意だから、彼女が出来るかも。

・転職先の人間関係は、これまでの人間関係よりはマシかもしれない。

・たまたま忙しくて頭がいっぱいだったのかも。人である以上、感情があるから仕方ないか。

”決めつけ”ではなく、”かもしれない思考”でポジティブ化することが大切だ。

まとめ

  • すべき思考。「~べき」は自分の中でのルールだったりする。
  • 過小評価。自分を一番褒めてあげないと、ネガティブになる。
  • 決めつけ。決めつけるのではなく、「かもしれない」でポジティブ化。

本記事を一言でまとめると、”気は持ちよう”といったところだろうか。

ストレスを生む原因は結局、考え方や捉え方。

これを常に意識し、日々つきまとうストレスと上手に付き合っていきたいものだ。

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