【時短&効率UP】”速読”するためのコツ&考え方

もっと早く読めるようになりたい

本を読むのは好きだけど、今より時間を書けずに読めたらいいよね

という内容でお悩みの方に向けた記事です。

読書の時間は好きとはいえ、できるなら読書の時間は短縮したいですよね。

そんな中で近年注目されているのが”速読”。要するに文字通り、速く読むということです。

速読にはそれなりのトレーニングが必要なので苦手意識を持っている方も多いかもしれません。ですがちょっとしたコツと考え方を意識すると、速読はきっと可能になります。

この記事では、速読のためのコツと、考え方をご紹介します。

出典:めんどうなことなしで速読できる方法を教えてください|角田和将|サンマーク出版

目次

速読のためのコツ

読んでから理解する

普通に読む時は、文字を読みながら内容を考えます。つまり、「読む」と「考える」を同時に行います。

それに対して速読は、まず「読む」のフェーズに集中する。まずは全体に一通り目を通して「どういう内容だったか?」を最後に考えます。

イメージとしては、
・普通読みは森の中の木を1つ1つ確認する感じ
・速読はヘリコプターで上から森の全体像を把握して気になった部分を後で調査する感じ

です。

人は時間が経てば経つほど忘れるので、普通にゆっくり読むと最初に書いてあったことを忘れます。速読には、最初から最後まで通じてざっくり俯瞰的に見ることができるメリットがあります。

なので、速読を意識しても頭に入ってこなくて当然。「大体こういうことが書いてある」程度の理解で、ザッと目を通すことが大切です。

”見る力”を鍛える

見る力を鍛えることで、結果的に「理解する力」も身につきます。

レストランのメニュー表は「読む」とは言いません。「見る」と言います。実際に文字を「見ている」からです。

このように文字を「見て」理解することはほとんどの人がすでに出来ています。それが文章になると難しくなり、つい「読んで」しまいます。

「読む」のではなく、10文字単位でもいいので、パッと文字を「見る」意識に変えてみましょう。

実際、新聞記事の1行が11~13文字くらいになっているのも、ネット記事のタイトルが13文字程度でまとめた方がいいなんて言われるのもこれが理由。読むのではなく、パッと「見る」ことができるからです。

小説を使う

速読を最短でマスターしたいなら、小説を使うべし、です。

小説はよほど専門的なものでない限り”誰でも分かる言葉”が使われているため、多くの人にとって速読の最適な練習教材になるからです。

小説であれば基本的になんでもOK。「読む」のではなく「見る」ことを意識し、目を通してみましょう。

「なんか暗い感じの雰囲気の文章だな」とか「ちょっと明るい感じの雰囲気になったな」みたいな、ざっくりとしたレベルの解釈で大丈夫です。

”全体を通じてざっくり読む”という点においても、小説の文章はイメージしやすいので、速読の練習の際には大変おすすめです。

考え方

速読にもやり方は様々。でも結局、本質は2つ。

速読の本質は、結局2つ。「スキャニング」「パラグラフリーディング」です。

速読のテクニックは実に様々ありますが、「結局これ、スキャニングだよね」とか「結局これ、パラグラフリーディングだよね」となるものばかりです。

スキャニング

スキャニングという速読テクニック。あらかじめ自分が知りたい情報を明確にし、それに関連するところから読んでいくテクニックです。

得たい情報のみピンポイントで読む方法なので、シンプルに読む量を物理的に減らすことができ、かつ知りたい答えを知ることが出来るので効率がいいです。

ただ、自分が想像もしてないようなこととか、新しい考え方、ひらめきを得ることは難しいのがデメリット。

パラグラフリーディング

パラグラフリーディングという速読テクニック。文章構成から、どこに何が書かれているかを想定し、把握したい要点を先に得ようとする読み方。

起承転結の文章を例にすると、先に「結」の部分を見ます。で、「結論はこうなるのね」ということを把握したうえで、残りの文章は読まなくてもいいし、残りの文章を読んで「こういうプロセスであの結論にたどり着くわけね」と文章を把握するのもありです。PREP法のような結論ファーストのものなら、最初の結論だけ見て終わりということになります。

言うまでもなく、勝ち負けの分かる試合を見ているのと同じことなので、「時間かかってもいいからオチは最後に見たい」という方には向きません。

とはいえトレーニングも必要

意識して「読む」から「見る」に切り替えるとはいえ、最初からスムーズにいくわけはもちろんありません。最初のうちは1割も頭に入ってなくて絶望することと思います。

”意識して本を見る”という日頃からの意識ももちろん大切ですが、速読が出来る人は日頃から実践的なトレーニングも行っています。

毎週1回、2時間のトレーニングでも効果は現れます。無理のない程度にやってみましょう。

実践的なトレーニング方法は、「速読 トレーニング」などでブラウザやYoutube検索してみて下さい。

まとめ

  • 読んでから理解。一通りテキトーに見て「どういう内容だった?」を振り返る。
  • 今日から「読む」ではなく、「見る」意識に切り替えよう。
  • 小説は「見る」トレーニングに最適。
  • 速読の本質は2つのみ。スキャニングとパラグラフリーディング。
  • スキャニングは、自分の知りたい部分だけを読む方法
  • パラグラフリーディングは、結論を先に見る方法。残りは読んでも読まなくてもいい。
  • 意識だけでは出来ない。自分のペースでトレーニングを続けよう。

以上、”速読”するためのコツ&考え方でした。

実践的なトレーニングは必要になりますが、普段の読書の際にも「読む」から「見る」に切り替え、速読を意識をしてみてはいかがでしょうか。

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