【体験談】フルリモートエンジニアのデメリット6つ!現役フルリモエンジニアが解説

悩む人

フルリモートのエンジニアに憧れる…。
なりたいけど、一応デメリットも知っておきたい。

とお悩みの方へ向けた記事になります。

先日のツイートです。

2020年からフルリモートエンジニアをやっている僕が思うデメリット

①話すのが下手になる
②不明点を理解しにくい
③ストレス耐性が弱る

フルリモートは基本、仕事概要は文章で理解する

わからなければウェブMTGをセッティングする必要があるのがすこし手間

この記事を読むメリット
  • フルリモートのエンジニアとして、注意すべき点がわかり、失敗を防げます。
  • フルリモートのエンジニアになって、長く活躍できるようになります。
目次

フルリモートエンジニアのデメリット5つ【現役フルリモートエンジニアが解説】

フルリモートエンジニアのデメリット5つ【現役フルリモートエンジニアが解説】

会社に出勤せずとも、自宅で働ける利便性から、フルリモートのエンジニアを目指したい方は多いと思います。

ただフルリモートで働くエンジニアには、デメリット、および苦悩もあります。

この記事を書いている筆者は、2020年10月に会社員エンジニアをやめ、フルリモートの現役フリーランスとして働いています。

会社員とフルリモート、両方を経験した僕の実体験をもとに、メリデメ、および長く続ける秘策などを紹介します。

フルリモートのエンジニアのデメリット6つ

フルリモートのエンジニアのデメリット5つ

フルリモートのエンジニアとして、デメリットと思う点は大きく次の6つです。

  • その①:コミュニケーション能力の低下
  • その②:不明点を聞きづらい
  • その③:時々オンラインMTGに対応する必要がある
  • その④:セルフマネジメント力が必須
  • その⑤:ストレス耐性が低下する
  • その⑥:経験や実績がないと仕事が取れない

それぞれ解説します。

その①:コミュニケーション能力の低下

その①:コミュニケーション能力の低下

個人的にもっとも大きなフルリモートの弊害と感じるのが、コミュニケーション能力の低下。

僕自身、実際にフルリモートになって以降、久しぶりに会った友人や家族から、

  • 「声のトーンが下がった。」
  • 「なんかすこし暗くなった?」

などと言われることが増え、人と話さないことの弊害を痛感しているためです。

人との会話は、ストレス緩和や精神のリラックスに効く「オキシトシン」というホルモンが出るようで、それがなくなったせいと思われます。

また、人によっては寂しさが原因で、鬱になりやすいとも言われています。

その②:不明点を聞きづらい

その②:不明点を聞きづらい

フルリモートは、不明点を聞きづらいです。

フルリモートだと、作業の概要などは、基本的にテキストで理解しなければなりません

テキストで理解できなければ、オンラインMTGをセッティングする必要が出てきます。

一方、これがオフィスワークだと、気軽にサラッと対面で会話しながら聞けます。

物理的に距離が離れているため、コミュニケーションコストがかかるのはデメリットです。

その③:時々オンラインMTGに対応する必要がある

その③:時々オンラインMTGに対応する必要がある

フルリモートのエンジニアでも、時々オンラインMTGに対応する必要があります。

テキストのみのコミュニケーションでは、どうしても言葉遣いや受け取り方で印象が悪くなるリスクがあります。

また、テキストだけで伝えられる情報量にも限界があり、対面で話さないと徐々に信頼も薄れることが主な理由です。

オンラインで話すのが嫌いな人としては、この点は苦痛となります。

その④:セルフマネジメント力が必須

その④:セルフマネジメント力が必須

フルリモートで仕事を行うエンジニアなら、セルフマネジメント力がないと仕事になりません

たとえば自宅は誘惑が多く、さらに「周りの目線」もないので、作業になかなか集中できません。

作業環境を整えたり、自分を律する仕組みを考えたりなど、そういったセルフマネジメント力がない人だとフルリモートは厳しいです。

その⑤:ストレス耐性が低下する

その⑤:ストレス耐性が低下する

ストレス耐性が低下することも、デメリットとなります。

フルリモートは通勤や人間関係をはじめ、感じるストレスが減るのは間違いありません。

しかしその分、ほかのことでストレスを感じやすくなります

これまでどうでもよかったり、サラッと流せたようなことに対してもイライラが募るなど、耐性が弱くなる感じは否めません。

その⑥:経験や実績がないと仕事が取れない

その⑥:経験や実績がないと仕事が取れない

こちらはフリーランスのフルリモートエンジニアならではのデメリットになります。

いくら技術力や能力に長けていても、それを証明する経験や実績がない限り、見向きもされません

筆者も会社員エンジニアとして勤めてたものの、スキルを裏付ける「実績」がなかったため、仕事を取るのにとにかく苦労しました。

フルリモートのエンジニアのメリット4つ

フルリモートのエンジニアのメリット4つ

フルリモートエンジニアのデメリットを紹介してきましたが、もちろんメリットもたくさんあります。

中でもとくに大きいと感じているメリットは、次の4つです。

  • その①:嫌な人間関係から開放される
  • その②:準備・通勤の時間から開放される
  • その③:時間・場所に縛られずに働ける
  • その④:タスクが終わったら自由時間

それぞれ解説します。

その①:嫌な人間関係から開放される

その①:嫌な人間関係から開放される

フルリモートは基本的に自宅作業なので、嫌な人間関係からは開放されます

もちろん嫌いな人の顔を見ずに済むので、精神・メンタル面を考えると非常に大きなメリットといえるでしょう。

人間関係が原因で会社員を辞めている人にとっては、とくに大きな効果が得られます。

その②:準備・通勤の時間から開放される

その②:準備・通勤の時間から開放される

フルリモートは自宅作業なので、通勤が必要ありません。

なので通勤にかかる時間が根こそぎカットできるのは、大きなメリット。

さらに通勤時間だけでなく、「外に出るための準備の時間」も不要です

たかだか30分~1時間程度といっても、毎日のことなので、大きな時間短縮が見込めます

その③:時間・場所に縛られずに働ける

その③:時間・場所に縛られずに働ける

基本的にフルリモートエンジニアは、PCとネット環境があれば作業を行うことが可能。

なのでノートPCを持っている方なら、場所や時間に縛られることなく働けます

たとえば気分転換にカフェで仕事をしたり、ポケットWi-Fiなどをもっていれば電車や山奥でも作業できます。

いつもの自宅に飽きたら作業環境を変え、生産性を向上できる点はメリットです。

その④:タスクが終わったら自由時間

その④:タスクが終わったら自由時間

タスクが終わったら自由時間なのも、フルリモートのメリットです。

会社内では、ひととおりすべてのタスクが終わっても、空いた時間を自由に使ったり、帰ることはできません

かといってやることも特にない中で、「何しよう」と考える必要があります

個人的にはこれがすごく嫌いだったので、空いた時間を自分のことで有効活用できるフルリモートは、ありがたいなと思いました。

フルリモートのエンジニアになるための手段

フルリモートのエンジニアになるための手段

フルリモートのエンジニアになるための手段は、一般的に次のとおりです。

  • その①:いま勤めている会社に相談する
  • その②:会社をやめてフリーランスになる

それぞれ詳しく解説します。

その①:いま勤めている会社に相談する

その①:いま勤めている会社に相談する

フルリモートの制度を導入している企業に限りますが、会社に「フルリモートで仕事をさせてほしい」とお願いする手段となります。

現在の雇用契約を結んだままでフルリモート勤務が可能であれば、それに越したことはないでしょう。

可否を事前に確認のうえ、上司に丁重にお願いしましょう。

ただフルリモートならではの立ち回り方、作業の進め方などがあるので、事前に綿密に確認することが大切です。

フルリモートエンジニアになると、不明点が聞きにくいのが事実としてあるからです。

その②:会社をやめてフリーランスになる

その②:会社をやめてフリーランスになる

いま勤めている会社をやめて、フリーランスとして独立する手段です。

独立し、リモート可の案件のみを請け負う形にすれば、フルリモートエンジニアを名乗れます。

ただフリーランスになるなら、はじめのうちは「仕事を取ること」「実績を作ること」に必ず苦労します。

なのでフリーランスエージェントへの登録はマストとなるでしょう。

筆者が実際に登録し、いいと思ったフリーランスエージェントは以下のとおりです。

おすすめのIT系フリーランスエージェント

レバテックフリーランス:登録者数・知名度でNo1。担当者も丁寧で優しい。

ポテパンフリーランス:リモート案件と高単価案件が豊富。担当者の質も高い。

MidWorks:会社員なみの福利厚生。サポートも丁寧で手厚い。

フリーランスのフルリモートエンジニアを長く続ける秘策

フリーランスのフルリモートエンジニアを長く続ける秘策

いざフルリモートのエンジニアとして独立しても、長く続かない人もたくさんいます。

2020年10月から現役フリーランスとしてフルリモートを続けている筆者が思う、長く続けるための秘策は次のとおりです。

  • その①:会社員のうちに経験と実績を作る
  • その②:小さな実績を地道にコツコツ積み上げる
  • その③:オフィスワーク以上に健康に気を遣う
  • その④:なるべく自身の実績として残る仕事をする

それぞれ詳しく解説します。

その①:会社員のうちに経験と実績を作る

その①:会社員のうちに経験と実績を作る

もし独立するなら、会社員のうちに、

  • 十分な経験と技術力
  • それを証明できる実績

を作っておくことがおすすめです。

経験および実績がないと、どんなクライアントからも仕事を任せてもらえないためです。

会社員のうちに何かのアプリなどを作ったり、クラウドワークスなどで仕事をした実績を残しておくことが理想です。

証明できる経験と実績があれば、軌道に乗れるので長く続きます。

その②:小さな実績を地道にコツコツ積み上げる

その②:小さな実績を地道にコツコツ積み上げる

いきなり大きな実績をポンと手に入れることはできません。

実績は、小さなものを地道にコツコツ積み上げるものだからです。

「こんな小さな実績を作っても、意味ないよ」と思う方もいるでしょう。

しかし小さな実績の積み重ねは、後で必ず大きく役に立ちます

信頼構築は長期戦なので、一歩一歩、気長に進めていくことが長く続けるコツです。

その③:オフィスワーク以上に健康に気を遣う

その③:オフィスワーク以上に健康に気を遣う

フリーランスとしてフルリモート業務を行うなら、オフィスワーク以上に健康に気を遣う必要があります

フルリモートのエンジニアは、

  • 出勤もしないため運動不足
  • 座りっぱなしによる健康への影響
  • 昼夜逆転をはじめとする生活習慣の乱れ
  • 孤独によるストレスの蓄積

など、健康によくない要素がたくさん潜んでいます。

規則正しい生活、適度な運動、友人や家族との会話など、心身の健康に気を遣うことで、結果的に長く働くことができます

リモートワークに限らず、すべての資本となるのは身体です。

その④:なるべく自身の実績として残る仕事をする

その④:なるべく自身の実績として残る仕事をする

なるべく、実績に残る仕事だけを積極的にやりましょう。

フリーランスのフルリモートエンジニアとして働いていると、「実績として残らない仕事」がたくさんあることに気づきます。

具体的には、「NDA(秘密保持契約)的にフリーランサーの実績として掲載してほしくない」という会社側の都合です。

独立から間もない最初のうちこそ、とくにこういった仕事はなるべく避けるのが賢明です。

クラウドワークスをはじめとするクラウドソーシングサイトでは、やった仕事すべてが件数と内容で確実に記録されるのでおすすめです。

おすすめのクラウドソーシングサイト
  • ココナラ:営業不要なのが特徴。クライアントから声かかるのを待つスタイル。

まとめ

まとめ

以上、フルリモートエンジニアのメリデメ、長く続けるための手順などを、現役フルリモートエンジニアの観点で紹介しました。

フルリモートには良い点もたくさんありますが、デメリットとなる点も存在します。

なのでフルリモートを目指す前に、デメリットと自身の適正を照らし合わせ、向き不向きを判断してほしいと思います。

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