フリーランスが会社員に戻るのは負け?不安や悩みを感じた際の選択肢

悩むフリーランス

フリーランスだけど、仕事が不安定。
このままじゃ生活が立ち行かないよ…。
こんな不安抱えるまま歳とるの怖いし。
でも、フリーランスから会社員に戻るのって、一般的にどうなんだろう。
できるなら、戻らなくて済む方法はないかな。

このようなお悩みをもつ方へ向けた記事になります。

結論、会社員に戻ることは決して負けではありませんが、しっかり目的やメリットを整理することが大切です。

そして、戻らなくてもフリーランスを続けるための道はたくさんあります。

今回の記事では、フリーランスが会社員に戻りたくなる背景やその選択肢、そして「戻らない選択」の現実的な方法まで解説していきます。

この記事を読むメリット
  • 「フリーランスをやめたい」という不安にどう向き合えばいいかが見えてくる
  • 自分が会社員に戻るべきか、それとも続けるべきかを冷静に判断できる
  • 戻らずに今の働き方を続けるための具体的な選択肢が見えてくる
  • 「実績不足」や「未経験」を乗り越える第一歩が踏み出せる
目次

フリーランスが会社員に戻るのは「負け」?

フリーランスが会社員に戻るのは「負け」?

フリーランスを辞めて会社員に戻るのは、負けではありません。

生活や働き方の優先順位は人それぞれだし、立場を変えることは「逃げ」ではなく「戦略」です。

ですが、会社員に戻るにはそれなりの覚悟が必要です。

とくに「完全フルリモート」という形で自由に働いていたフリーランスの場合、

  • 時間の拘束
  • 通勤
  • 組織のルール
  • 対人ストレス

など環境のギャップが大きく、精神的な負荷も想像以上に大きくなるもの。

筆者の僕としては正直、そこまでの覚悟を決めてまで会社員に戻ることに、あまり多くのメリットは感じません。

自由な働き方を一度経験した人にとっては、「安定」と引き換えにする代償が多すぎると思っています。

フリーランスが会社員に戻りたくなる主な理由

フリーランスが会社員に戻りたくなる主な理由

ここでは、実際にフリーランスがよく口にする「会社員に戻りたくなる4つの理由」を見ていきましょう。

仕事が不安定で将来が見えないから

フリーランス最大の不安材料が、やはり収入の不安定さです。

働いた分だけ稼げる反面、「今月は予想よりも案件が少ない」「来月の予定が真っ白」といった状況も日常茶飯事です。

毎月の収入が安定せず、生活の基盤そのものが揺らいでいる感覚に陥ることもあります。

クライアントワークだと、どれだけ頑張っても「遅かれ早かれ、いつか仕事は切られる」というプレッシャーから解放されず、将来への見通しが立てづらくなります。

もっと稼ぎたいけど収入が伸びないから

時間もスキルも使っているのに、なぜか収入が頭打ちになる、これは多くのフリーランスがぶつかる壁です。

なぜなら単価が一定のまま、同じような案件をこなす働き方がループしてしまいがちだからです。

会社員なら昇給制度や役職昇格がありますが、フリーランスは交渉や新たな仕事への挑戦も自分で行わないといけません。

そのため、「頑張っても報われない」「一生このままなのか」という虚しさを感じてしまうこともあるでしょう。

誰からも守られていないのが不安だから

フリーランスは、何もかもすべてが自己責任です。

病気やケガをしても、代わりに仕事を引き受けてくれる人はいません。

有給休暇もなければ、傷病手当や退職金といった保障制度も当然ありません。

いざというときに守ってくれる“仕組み”がないことで、不安を強く感じるようになり、「会社員のほうが安心かも」と思い始めてしまいます。

孤独とプレッシャーに疲れたから

フリーランスは自由と引き換えに、「孤独」も壁になります。

すべての成果が自分の責任であり、成果や結果を求められるので、成果が出なければ挨拶もなしに依頼が途切れます。

とくにフルリモートの場合、愚痴を言える相手もいなければ、誰かと一緒に目標を追う楽しさもありません。

ひとりきりで抱え込む日々に疲れ果て、「もうチームの中で働きたい」と思ってしまうこともあるのです。

会社員に戻れば「安定」は手に入る?【結論:いいえ】

会社員に戻れば「安定」は手に入る?【結論:いいえ】

会社員に戻れば、必ずしも安定が手に入り、それが約束されるとは限りません。

たしかに毎月決まった給与が入り、社会保険や福利厚生といった制度も整っているため、短期的には安心感はあるでしょう。

ですが、突然の人員整理や部署異動、上司との相性や経営不振など、自分ではどうにもできない理由で環境が大きく変わることもあります。

加えて、働き方や仕事内容も自分では選べません。

通勤や勤務時間、社内ルール、人間関係など、これらを「合わせる側」に回らなければならない生活に、強いストレスを感じる人も多いです。

筆者が思うに「安定を求める」というのは、空に浮かんでいる雲を掴みに行くようなものです。

だからこそ、「戻れば安心」は幻想かもしれない、という視点も持っておくべきだと思います。

会社員に戻る前にフリーランスとしてやるべきこと

会社員に戻る前にフリーランスとしてやるべきこと

ここでは、会社員に戻る前にフリーランスとしてやるべきことを3つ紹介します。

「もう会社員に戻るしかないかも…」と思ったときこそ、

  • 本当に戻る理由は明確か?
  • その先に、自分がなりたい姿はあるか

といったことに着目しつつ、「ゆくゆくどうなりたいか」から逆算しながらお読みください。

会社員に戻る理由やメリットを整理する

会社員に戻る理由やメリットを整理しましょう。

会社員に戻る理由を明確にし、かつ「本当に会社員に戻ることでしか解決できないのか」を考えてみてほしいです。

もし、ゆくゆく目指している将来像が

  • 収入をもっと増やしたい
  • 自由に働きたい
  • 将来の不安をなくしたい

といったことなら、むしろ会社員という選択は遠回りになる可能性もある、ということを忘れてはいけません。

決して会社員に戻ることが悪というわけではありませんが、思考停止のまま戻るのは危険です。

業務委託やアルバイトで仕事を探す

完全に会社員としてフルタイムで働くことに大きな不安があるなら、業務委託やアルバイトという選択肢も視野に入れましょう。

悩むフリーランス

その業務委託とかバイトの仕事が取れなくて困ってるんだよ…。

という方は、有名な大手求人サイトだけでなく、IT求人ナビ フリーランスMidworksのような、フリーランス専門のサイトもぜひ登録して使ってみてほしいです。

筆者はフルリモートのフリーランスとして2025年6月(本記事執筆時)で5年目ですが、仕事が途切れて会社員に戻ろうとしたことは何百回とあります。

その時の仕事探しはIndeedとdodaしか使ってなかったのですが、上記を実際に使ってみたところ、案件の多さと操作の市安さから効率よく案件を見つけやすく、選択肢の幅が広がる感覚がありました。

「今すぐ正社員になるのはハードルが高い…」と感じているなら、こうしたサービスを通じて少しずつ働き方を整えていくのも一つの方法です。

需要の高い仕事に挑戦し実績と経験を積む

フリーランスから会社員に戻る原因の多くは、「稼げない」「安定しない」です。

とくにクライアントワークに頼り切っていると、単価も働き方も相手都合で決まってしまうので、自分で状況を変えにくくなります。

この状況を打破するには、「需要のあるスキルと実績」を積み上げていくこと。

フリーランスはスキル、経験、実績がすべてです。

これらがあれば、単価の高い案件に挑戦できるだけでなく、外注化や情報発信など、自分の働き方を自分でコントロールする力もついてきます。

悩むフリーランス

いや、経験がないから経験を積めないんだよね…。

という悩みも痛いほどわかりますが、クラウドワークスならまったく経験のない分野でも、経験をゼロからイチにしやすいです。

高単価の案件は正直あまりないですが、そのぶん未経験OKのものも多いので、最初の一歩として最適だからです。

筆者もこれまでデザイン、Web制作、ライターなど様々な分野で仕事が途切れてきました。

ですが、その都度クラウドワークスで未経験OKの

  • SEO業務
  • ディレクター業務
  • マーケティング業務

といった需要の高いスキルが養える業務をゼロから経験し、なんとか一度も会社員に戻ることなく、フリーランスとして生き延びています。

安易に会社員に戻る前に、こうした「もう一段ステージを上げるための挑戦」も、ぜひ検討してみてください。

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まとめ:まずはできることから小さく動き出そう

まとめ:まずはできることから小さく動き出そう

ということで、本記事のまとめです。

本記事のまとめ
  • フリーランスが会社員に戻りたくなる原因には、不安定な収入や孤独、保障のなさが挙げられる
  • 会社員に戻ることは「負け」ではないが、安定が手に入るとは限らない
  • 戻る前に「本当に戻る必要があるか?」を理想から逆算して見つめ直すことが大切
  • 業務委託やクラウドソーシングなど、今より柔軟かつ安定を目指せる働き方もある
  • 小さな行動からでも、実績と経験を積み重ねることでフリーランスとしての選択肢は広がる

会社員に戻る選択が本当に自分にとって最善かどうかは、わからないものです。

会社員に戻ることが悪いわけじゃないし、むしろ一度フリーランスを経験したからこそ、「自分はどう働きたいか」という軸を持ったうえで戻れるなら、それは大きな強みになります。

ただ、もし単に「安定が欲しい」「生活が不安」といった理由だけで戻ろうとしているのなら、いちど冷静に視野を広げ、業務委託、アルバイト、クラウドソーシングなど検討してみてください。

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