クライアント様のWordPress管理画面にて、”WordPressアドレス”を誤って変更してしまったが為に、WordPress管理画面へアクセス出来なくなった場合の対処法です。
僕自身が実際にやらかしてしまったので、解決までに行ったことを書きます。
今回自分がしたミス
クライアント様の方で用意したWordPressサイトがSSL化(https://)されてなくて、サイトのURLバーには、「保護されていない通信」の文字が表示されていました。
僕販売サイトなんだし、SSL化くらいしておかなきゃ
と、よかれと思って、
WordPress管理画面
↓
設定
↓
「サイトアドレス」と「WordPressアドレス」の両方を下記の通り(https)変更し、保存。
変更前：http://〇〇◯.jp/
変更後：https://〇〇◯.jp/
その結果、下記の画面が出て、
僕あっ…やばい？
そう思って、ブラウザの戻るボタンで管理画面に戻り、元のhttp://に戻して再度保存したものの、一度httpsで保存してしまっているので、結果は変わらず。時すでに遅し。
いったんブラウザを閉じ、再度開いたら、エラー表示が下記のように変わりました。
表示されているのは、真っ白な画面にこの文字のみ。
無効なURLです。
プログラム設定の反映待ちである可能性があります。
しばらく時間をおいて再度アクセスをお試しください。
お客様のWordPressサイトだったため、損害賠償すら覚悟しました。
行った対処法
今回の案件では、「サーバーのパスワードの共有が不可能」とのことだったので、クライアント様の方で下記手順を試していただきました(本当にすみません)。
WordPressテンプレートの「wp-config.php」の一番下の行に、下記の1行を加えます。
update_option('siteurl', 'http://〇〇.com'); //←変更前のhttpのアドレスを入力。「http://hogehoge.com」の部分には、変更前のURLを入力します。
httpsに変更する前の、httpに書き換えます。
以上で元通り、WordPress管理画面にアクセス出来るようになりました。
ちなみに下記のように、WordPress管理画面にある「wp-admin」も加えて入力すると、不具合が発生します。
update_option('siteurl', 'http://hogehoge.com/wp-admin/'); //←これでは不具合が発生する。具体的には、以下のようになります。
- 画面上部のタブに「ページが見つかりませんでした」の文字。
- WordPress全体のCSSが効いてない状態で読み込まれる。
なので「wp-admin」は付けないよう、ご注意下さい。
下記、参考サイトです。
https://www.websuccess.jp/blog/archives/3287/
まとめ
本来の正しいSSL化の手順
- サーバー、ドメイン側でSSL設定を行い、承認を待つ
- 承認されたら、「WordPressアドレス」＆「サイトアドレス」をhttps://に変更
- 承認が済んでいるため、WordPressはすんなり変更を受け入れてくれる。
自分が今回やらかした手順
- サーバー、ドメイン側でSSL設定の承認が済んでない状態で、WordPressアドレスをhttps://に変更した
- 承認が済んでないため、WordPressは変更を受け入れてくれなかった。従ってアクセス不可能となった。
以上になります。
今後、SSL化を行おうとしている方は、くれぐれもご注意下さい。
1992年生まれ｜2020年10月フリーランスとして独立｜Web制作、SEOライティングを軸に活動中｜接客→生産管理→システム開発会社→現在｜モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上｜｜温泉、旅行、甘いものが好き。
