今プログラミング頑張ってるけど、SNSやネットで「プログラミングはもう遅い」みたいな話が飛び交っている。
僕ももう今年で33歳。こういう話にはわりと敏感に反応しちゃうんだよね。
プログラミングって、もう今から勉強しても遅いわけ?
といったお悩みをもった方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
「プログラミングはもう遅い」みたいな話は、基本ガン無視した方いいです
世の中的にプログラミングは今後も需要あるし、なんだかんだエンジニア不足は続きそうだから
かつ、年齢的にも関係ない
できる人は年齢とか気にせず勉強する
かの若宮正子さんも、82歳からプログラミング始めてる
- プログラミングに遅い早いとかないので、安心して学習を続けられます。
- プログラミングは今後も伸びる市場なので、学習に意欲的になれます。
「プログラミングはもう遅い」←ガン無視でOKです
「プログラミングはもう遅い」といった意見は、ガン無視でOKです。
実際、プログラミングに遅い早いは関係ないからです。
なぜそう言えるかというと、理由は以下の2つです。
- IT需要拡大によって、プログラミングの需要も伸びているから
- 30~40代で転職を成功させている事例もあるから
この記事で言いたいことは、「もう遅い」というネガティブな意見を鵜呑みにしないこと。
あなた自身の目的を達成するため、やるべきことを淡々とやった方いいということです。
しかし「プログラミングはもう遅い」と言われるのにも理由があります。
まずはそちらを紹介していきます。
「もう遅い」と言われる本当の理由
「プログラミングはもう遅い」と口にする人が跡を絶ちません。
その理由として、以下が考えられます。
理由①:勉強に時間がかかるから
理由②:企業は若い人を欲しがっているから
理由③:バズワードだから
それぞれ、解説します。
理由①:勉強に時間がかかるから
理由の1つ目が「勉強に時間がかかるから」です。
ご存知のとおり、プログラミングの習得には時間がかかります。
若ければ吸収が早い。しかし中年になってくると、習得に時間がかかり転職も難しい。
みたいな一般論が、「今から始めるのは遅い」という意見につながります。
ただ実際のところ、「若ければ若いほど吸収が早い」という単純な話でもありません。
プログラミングは小学生でも苦手な人は苦手だし、時間もかかってます。
習得のスピードは年齢によるものではなく、人それぞれです。
理由②:企業は若い人を欲しがっているから
理由2つ目が「企業は若い人を欲しがっているから」です。
ここでいう「若い」とは、20~26歳くらいの人のことです。
30代未経験で転職を目的にしているのであれば、少しハードルが上がるのは事実です。
同じ技術レベルであれば、年齢は若いに越したことはありません。
このようなことから、「プログラミングはもう遅い」という意見が生まれます。
しかし実際、年齢よりも必要になってくるのは、技術や経験といった部分です。
理由③:バズワードだから
理由3つ目が、「バズワードだから」です。
ネガティブな意見とか不安を煽るタイトルは、いつの時代も誰もが興味のあるものです。
「プログラミング もう遅い」
「Web制作 オワコン」
「コーディング なくなる」
「動画編集 稼げない」
検索キーワードでは、上記のようなものが候補として真っ先に出てきます。
人は基本的に、成功を求めるより、失敗を避けるために行動します。
なのでネガティブを貫いた意見は話題になりやすく、注目されやすい傾向です。
つまり「もう遅い」などのネガティブな意見は「アクセスや注目を集めるための手段として最適」なわけです。
プログラミング学習に、遅いも早いもない理由
プログラミング学習を始めるのに、遅いとか早いとか関係ありません。
その理由として、以下の3つがあります。
理由①:市場は伸びている割に、エンジニア不足だから
理由②:新しい技術はどんどん出てくるから
理由③:30、40代で転職している事例もあるから
理由①:市場は伸びている割に、エンジニア不足だから
IT市場は年々伸びている割に、エンジニアが不足しているからです。
まず以下のグラフをご覧ください。
2021年11月18日に、矢野経済研究所が、2021年度の国内民間企業のIT投資実態と今後の動向についての数字を発表したものです。
簡単にいうと、民間IT企業の市場規模です。
2020年度のIT市場は前年度比0.06%、2021年度もさらに伸びることが予想されています。
それに対し以下のグラフは、2019年3月に経済産業省が、IT人材の推移について発表したものです。
上昇傾向のIT市場に対し、人材の供給が追いついていないのがわかります。
2030年にはIT人材が45万人ほど不足するということになります。
現在はその対策に前のめりな姿勢は見えます。
プログラミングの義務教育化や、学習サービスの充実などです。
それも相まって、IT人材は少しづつ増えていくことも予想されます。
しかし「エンジニアの挫折率は9割」と言われる昨今、実現はもう少し先となるでしょう。
したがって、プログラミングは今だからこそ始める価値があるといえます。
理由②:新しい技術はどんどん出てくるから
理由2つ目は、「新しい技術はどんどん出てくるから」です。
どんなに経験豊富な人でも、新しい技術が登場すれば0から勉強する必要があるからです。
ある程度の予備知識の差はあります。
しかしそれでつく差は微々たるもので、スタートラインは同じです。
技術の進化が目まぐるしいIT業界。
日に日に新しい技術や言語が登場します。
ひとつの言語を極めている人は、これまでその言語を極めたこともあり、その言語に固執しがちです。
そのため次の新しい技術をインプットすることを嫌う人が多いもの事実です。
一方で、今から勉強を始めた人はチャンスがあるということです。
新しいもの好きで、「新しい技術はとりあえず触ってみる」という、好奇心旺盛な人が伸びる時代です。
したがって、「プログラミングはもう遅い」なんてことは決してありません。
理由③:30、40代で転職している事例もあるから
理由3つ目として、「30、40代で転職している事例もあるから」です。
確かに若い人がエンジニア転職の際に有利になるのは事実です。
だからといって30代がエンジニアに絶対なれないかというと、それは全くの見当違いです。
実際に、なんと40代でプログラミングを学習し、エンジニア転職を成功させている事例もあります。
侍エンジニアブログに以下のような記事がありました。
このようなことから、プログラミングに早い遅いはありません。
できないことを年齢のせいにはできないということです。
後述します。
できないことを、年齢のせいにしない方いいです
プログラミングはもう遅い
年齢的に厳しい
などと言う方がいます。
しかしできないことを年齢のせいにするのは、いいことではありません。
ちゃんと学習を継続できる人っていうのは、自分の年齢なんて気にしてません。
若宮正子さんは、82歳でプログラミングを始めた
若宮正子(わかみやまさこ)さんという方をご存知でしょうか。
若宮さんは82歳でプログラミングを始め、パズルゲーム「hinadan」を開発しました。
そんな功績もあって若宮さんは、Appleが年に一度開催しているmacOSやiOSの開発者向けのイベント「WWDC2017」に招待されました。
そこでAppleのCEOティム・クックと対談もしたようです。
夢のある話です。
若宮さんは現在、電子掲示板「メロウ倶楽部」の副会長も務める、80代とは思えないすごい方です。
こういう人たちを見て「頭の作りが違う」の一言で片付ける人がいます。
しかし同じ人間である以上、頭の作りは同じです。
違うのは、やる気の度合いだと思います。
まとめ
以上、「『プログラミングはもう遅い』←ガン無視でOKです」でした。
「プログラミングはもう遅い」というのは、勘違いに過ぎません。
今後のIT市場や年齢的なところを考慮しても、プログラミングがなくなることは考えがたいです。
そのような意見はガン無視でOKです。
あなた自身プログラミングで目指す目的の達成のために、淡々とがんばっていきましょう。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。