Googleで「プロンプトエンジニア いらない」って出てきたんだけど…これから先いらない職業なの?
と悩んでいる方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
【プロンプトエンジニアはこれから伸びる働き方】
— モリ|フリーランスWebライター (@MockRoll) July 11, 2023
AIは現状まだまだ課題が多い
それに人間ならではの国語力や表現力を武器にできる
いらないと言われたり、不要論がはびこるのは、
・AIや機械学習技術の進歩
・予算やリソース面での優先度の低さ
などが主な理由#駆け出しエンジニアと繋がりたい
【プロンプトエンジニアはこれから伸びる働き方】
AIは現状まだまだ課題が多い
それに人間ならではの国語力や表現力を武器にできるいらないと言われたり、不要論がはびこるのは、
・AIや機械学習技術の進歩
・予算やリソース面での優先度の低さ
などが主な理由
- プロンプトエンジニアの必要性がわかり、胸を張って目指すことができます。
- 必要スキルが理解でき、プロンプトエンジニアへの転職成功率が上がります。
プロンプトエンジニアはいらない?【必要です】理由も解説
タイトルにあるとおりですが、プロンプトエンジニアはいらなくありません。
むしろ現代、そして今後においてますます必要とされる働き方になると見込まれています。
今回の記事では、プロンプトエンジニアが必要である理由、不要と言われる理由、また必要なスキルについてご紹介。
本記事を参考に、臆せずプロンプトエンジニアを目指してほしいと思います。
プロンプトエンジニアが必要である理由
現代、そして今後プロンプトエンジニアが必要とされる理由は、以下のとおり。
その①:まだまだAIは課題が多いから
その②:プロンプト作成だけが仕事じゃないから
その③:分析や改善はまだAIには難しいから
それぞれ見ていきましょう。
その①:まだまだAIは課題が多いから
現状のAIに対する課題の多さが、プロンプトエンジニアが必要とされる理由です。
現状のAIには、
- ある程度テンプレに基づいた文章しか作れない
- 特化型のAIはできても、人間が当たり前にできることができない
などなど、あらゆる課題がつきもの。
プロンプトエンジニアはこういった課題を解決して、より便利にAIを使ってもらうための施策を考える人です。
現状の分析や改善を行うには、欠かせない存在といえます。
その②:プロンプト作成だけが仕事じゃないから
プロンプトエンジニアは、ただプロンプトを考えるだけが仕事ではありません。
AIシステムやアプリをより簡単かつ便利に使ってもらえるよう、施策を考えたりもします。
この施策はUI/UXの向上にも役立つうえ、使いやすさや顧客満足度を高めることにも効果があります。
そのため、AIシステムをより良いものにするためには、プロンプトエンジニアの存在は欠かせません。
その③:分析や改善はまだAIには難しいから
AIは現在進行形で発展していますが、分析や改善のプロセスはまだ人間のプロンプトエンジニアに頼る必要があります。
AIは膨大な画像データなどで、決められたルールどおりの処理は得意です。
しかしそれはあくまで、過去のデータに基づくもの。
現在の状況に対する直感的な判断など、変化に対応することは難しいからです。
つまりプロンプトエンジニアは、AIの限界を補完するうえで重要な役割を果たしています。
ではなぜプロンプトエンジニアはいらないと言われる?
プロンプトエンジニアの不要論がはびこる理由としては、以下が挙げられます。
その①:AIや機械学習技術の進歩が進むとされているから
その②:予算・リソース的に優先度が低いから
その③:不安を煽るKWは数字を伸ばせるから
それぞれ見ていきましょう。
その①:AIや機械学習技術の進歩が進むとされているから
AIや機械学習技術の進歩が進むことが、不要とされる理由のひとつです。
AIや機械学習技術は、人間の知能を超えるレベルに達するとされており、プロンプトエンジニアの仕事はAIに取って代わられる可能性もあります。
たとえばAIがテキストの生成や翻訳、画像の認識などのタスクを人間よりも効率的に行えるようになれば、プロンプトエンジニアの仕事はなくなるかもしれません。
しかしその域に達するにはまだ時間がかかるため、当面はプロンプトエンジニアは必要であると考えていいでしょう。
その②:予算・リソース的に優先度が低いから
不要と言われるのは、予算およびリソースの面において、まだ優先度が低いためです。
AIや機械学習技術の開発には、膨大な時間と費用がかかります。
そのため企業はプロンプトエンジニア育成や採用に予算を割くより、開発に予算を割く方がいいと判断される場合も。
それどころか、今はまだAI開発に優先的に予算やリソースを割けない企業のほうが多数を占めるといっても過言ではないでしょう。
その③:不安を煽るKWは数字を伸ばせるから
不要論がはびこる理由の一つに、「不安を煽ればそのコンテンツの数字は伸びるから」が挙げられます。
これは別に、AIやプロンプトエンジニアに限った話ではありません。
たとえば、
- エンジニア オワコン
- エンジニア AI 仕事なくなる
- プログラミング 意味ない
といった人を不安にさせるようなネガティブなKWは、傾向として人の注目を集めます。
どんなジャンルのどんなKWにも、100%こういったネガティブな話題はつきものなので、あまり気にする必要はないでしょう。
プロンプトエンジニアが磨くべきスキル
プロンプトエンジニアとして身につけたほうがいいスキルは以下のとおりです。
その①:自然言語処理
その②:AI関連プログラミング言語(とくにPython)
その③:文章能力や表現力
それぞれご紹介します。
その①:自然言語処理
まずは、自然言語処理を身につけることが大切です。
大量のテキストデータを分析・学習する、AIならではの技術のこと。
活用事例には、チャットボット、AIスピーカーなどが挙げられます。
自然言語処理は英語にすると「Natural Language Processing」で、NLPなどの略称で呼ばれることもあります。
ひとえに「自然言語処理を学ぶ」といっても、具体的には
- NLPの基本的な概念
- 構造や文法、理論
- 機械が日本語(自然言語)を聞き取る仕組み
- 読み取った言語の意味解析
- アルゴリズム
- 情報の抽出
- イントネーションによる感情分析
- 翻訳
など、学ぶことは多岐にわたります。
習得のためには、プログラミングの基礎知識(とくにPython)、統計学、機械学習の基礎について理解する必要があります。
自然言語はネット教材や書籍などが豊富にあるため、比較的始めやすい分野です。
その②:AI関連プログラミング言語(とくにPython)
プロンプトエンジニアには、AI関連のプログラミング、とくにPythonの知識が重要です。
AIのプログラミングと聞くと難しそうなイメージもありますが、Pythonは他の言語に比べて記述がシンプルのため、取得しやすいことが特徴です。
Pythonは書籍から体系的に学ぶのもいいですが、ネット教材や動画、プログラミングスクールを活用するほうが効率がいいのでおすすめです。
また前述した「自然言語処理」も、AIコースのあるプログラミングスクールなら必ずカリキュラムに含まれているので、一緒に学べて時短にもなります。
- TechAcademy:規模・知名度ともにNo1。AI・機械学習・データ分析コースも定評。
- TECH BOOST:「挫折させないサポート体制」が特徴。AIコースは完全初心者向けで安心。
- DMM WEBCAMP:大手DMMグループ。AIはもちろんすべてのコースでポートフォリオ支援がつく。
その③:文章能力や表現力
思考やアイデアを言語化する国語力も、プロンプトエンジニアなら身につけるべきです。
よりAIを効果的に活用するためには、思考やアイデアを正しく言語化しなければなりません。
たとえばChatGPTでは、質問の文章力次第で、回答の内容や質が大きく変わります。
さらに今後のAI界隈では、プログラミング言語のような機械的な言語より、人間による自然言語がものをいうとされています。
プロンプトエンジニアを目指すなら、頭で思ったことを正しく言語化する国語力を身に着けましょう。
まとめ
以上、プロンプトエンジニアの必要性、いらないと言われる理由などを解説してきました。
内容をまとめると、以下のとおりです。
- プロンプトエンジニアは不要ではない。
- AIは現状で課題が多いうえ、分析や改善といったタスクが困難なのが理由。
- 技術の進歩が進むことや、AIへのリソースが後回しにされることが、不要論の原因。
- プロンプトエンジニアを目指すなら、自然言語処理やAIプログラミング、文章表現力が必要。
プロンプトエンジニアは、むしろこれから先、注目が集まることが予想されます。
「いらない」などの意見や不要論に惑わされることなく、堂々と目指していきましょう。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。