AIがすごい勢いで進化してる。
これからエンジニアはいらなくなるのかな?
と不安な現役エンジニアや、エンジニアを目指している方へ向けた記事です。
先日のツイートです。
AIの進化で「エンジニアはやばい」などと言われているけど
— モリ|フリーランスWebライター (@MockRoll) May 7, 2023
結論、AIがエンジニアの仕事をすべて奪うことはない
どんなに進化しても、エンジニアは必要
エンジニアはコードを書くだけが仕事じゃない
AIを敵視したり恐れるのでなく、うまく使っていく姿勢が大切#駆け出しエンジニアと繋がりたい
AIの進化で「エンジニアはやばい」などと言われているけど
結論、AIがエンジニアの仕事をすべて奪うことはない
どんなに進化しても、エンジニアは必要
エンジニアはコードを書くだけが仕事じゃないAIを敵視したり恐れるのでなく、うまく使っていく姿勢が大切
- 今後もエンジニアは必要だとわかり、安心できます。
- AIの現状と、これからさらに稼ぐためにやるべき対策がわかります。
AIによってエンジニアはいらなくなる?今後やばいと言われる理由と対策
近年ではChatGPTをはじめ、AIの進化や普及はとどまることを知りません。
こういった背景から、
- エンジニアはこれから不要になる。
- これからコードを書くのはAIだ。
などの意見も増え、不安になるエンジニアの方も多いはずです。
今回の記事では、「本当にAIでエンジニアは不要になるのか」に加え、AIの現状や今後やるべき対策について紹介します。
今後も長くエンジニアとして活躍していきたい方は、ぜひ参考にしてください。
【結論】AIがエンジニアの仕事を奪うことはない
結論としては、AIがエンジニアの仕事をすべて奪うことはありません。
AIがこの先いくら進化を遂げても、「人間じゃなければできない仕事」は残り続けるからです。
「人間じゃなければできない仕事」とは、たとえば以下のようなもの。
- 重要な判断や決断が要される仕事
- 人間どうしのコミュニケーションが必要となる仕事
- システムの概要やUI/UXを生み出すクリエイティブな仕事
そのためエンジニアは、過度にAIに対して危機感をもつ必要はありません。
AIはエンジニアの仕事を奪うものではなく、生産性を上げてくれるものです。
現在のAIの状況【AIがエンジニアに与える影響】
ここでは、現在のAIの状況、およびAIがエンジニアにもたらす影響について解説していきます。
AI市場は急激な高騰・盛り上がりを見せている
現在において、AI市場は全体的に右肩上がりです。
ChatGPTなどのWebプラットフォームから、
- 対話式チャットボットの導入
- ロボット掃除機やスマートスピーカーの普及
- 配膳、監視、清掃を手掛けるロボットの登場
など、進化や発展が止まりません。
この影響から、AIを開発したり、AIをうまく活用できるエンジニアの需要は高まっています。
まだまだ正確さには欠けるので人による手直しは必須
AIの市場は右肩上がりであると前述しました。
しかしAIがもたらす、「エンジニア業務における正確さ」に関しては、まだまだなのが現状です。
たとえばAIは、プログラムコードの大まかな部分など、生成を行うことは得意。
しかしその「正確さ」については課題が残り、人の手による修正や改変は欠かせません。
なのでAIに丸投げではなく、部分的にAIに上手に頼れるエンジニアが、今後生き残っていくことになるでしょう。
AIによって「エンジニアは今後やばい」と言われる理由
「AIが進化しているから、これからのエンジニアはやばい」などと言われる理由は、以下のとおり。
その①:AIおよび「ChatGPT」が急激に普及しているから
その②:求められる技術力やスキルが上がってきているから
その③:「仕様書どおりコードを書く作業」はいずれ代替されるから
それぞれ解説します。
その①:AIおよび「ChatGPT」が急激に普及しているから
今後エンジニアがやばいと言われる理由に、ここ最近急激に知名度を上げている「ChatGPT」の存在が挙げられます。
ChatGPTはいわゆる対話型チャットボットのひとつ。
あたかも人間が書いたような文章を生成してくれることで、急激に知名度を伸ばしています。
ChatGPTは対話のみならず、プログラムコードの生成さえも可能です。
現段階では正確さにこそ欠けるものの、今後のアップデートで改善されていく可能性も高いため、「エンジニアはやばい」と言われます。
その②:求められる技術力やスキルが上がってきているから
現代において、エンジニアに求められる技術力およびスキルレベルは上がってきています。
前述のChatGPTをはじめ、AI技術がどんどん発展しているためです。
いまもっているスキルや知識に固執するのではなく、時代の変化に合わせて知識をアップデートする人材でなければ、この先大きく稼ぐことは難しいでしょう。
このような勉強の大変さのイメージから、「やばい」と言われます。
その③:「仕様書どおりコードを書く作業」はいずれ代替されるから
いわゆるプログラマーが行う、「仕様書どおりのコード記述」の作業は、いずれAIに代替されるでしょう。
決まったパターンや命令どおりにコードを書く作業は、AIの得意分野だからです。
現状ではまだ「正確さに欠ける」という課題がありますが、今後アップデートを繰り返すことにより、改善していくことは間違いないありません。
エンジニアがAIから仕事を奪われないための対策
エンジニアがAIから仕事を奪われないために、やるべき対策としては以下のとおり。
その①:上流工程を目指す
その②:コミュニケーション能力向上を目指す
その③:スキルをかけ合わせて付加価値を生み出す
その④:AIを上手に使いこなす技術を磨く
その⑤:AIエンジニアを目指す
それぞれ解説します。
その①:上流工程を目指す
上流工程を目指すことは、AIに仕事を奪われないための対策として有効です。
上流工程は、いわゆる「AIが苦手とする仕事」を多く担うためです。
たとえば、
- 顧客とのコミュニケーション、ヒアリング
- つくるシステムの概要を考える
- UI/UXを考える
- プロジェクトメンバー選定やトラブル対応などの意思決定
など、直接的な会話や創造性が求められる仕事、また意思決定や判断は、人間でなければできません。
その②:コミュニケーション能力向上を目指す
コミュニケーション能力の向上を目指すことも、これからやるべき対策のひとつです。
人間どうしのコミュニケーションは、言い方によって変わる複雑なニュアンスなどが含まれます。
そのためAIが完全に代替するのは、ほぼ不可能です。
円滑なコミュニケーションがとれるエンジニアは、今後も需要は高いでしょう。
その③:スキルをかけ合わせて付加価値を生み出す
スキルをかけ合わせて付加価値を提供することも、非常に有効な対策となるでしょう。
たとえば
- いろんな言語やフレームワークでの開発経験がある
- 元営業マンの実績を生かしたコミュニケーション能力
- デザイナー目線で顧客と会話ができる開発エンジニア
など、これらはほんの一部で、エンジニアに限らず無限の組み合わせがあります。
他人からいかに「この人でなければならない」と思ってもらえるかが、AIからも仕事を奪われないために大切です。
その④:AIを上手に使いこなす技術を磨く
AIを上手に使いこなせる技術を磨くこと、すなわちAIと共存することが、仕事を奪われないための対策です。
AIの市場が高まっているいま、エンジニアの需要は拡大しています。
AIエンジニアはもちろんですが、「AIをうまく使いこなせるエンジニア」の需要もバカにできません。
AIを敵視するのではなく、うまく使いこなすことが重要です。
その⑤:AIエンジニアを目指す
AIから仕事を奪われることを懸念するなら、そもそも「AIを作る側」を目指すこともひとつです。
そもそもAIも、もとを辿れば人の手によるプログラミングで作られています。
AI市場の拡大により、AIエンジニアの需要も急激に高騰しているのが現状です。
これからAIエンジニアが飽和すると需要も下がるため、まだ競争率が低い今が狙い目でしょう。
まとめ
以上、AIによるエンジニアの影響、対策などについて紹介しました。
記事の内容をまとめると、以下のとおりです。
- AIはエンジニアの仕事を奪うことはない。
- ただ仕様書どおりコードを書くだけの仕事は代替される可能性がある。
- AI市場とともに、エンジニア需要は高騰している。
- 「やばい」と言われるのは、ChatGPTの普及から、求められるレベルも上がっているため。
- 上流工程や付加価値など、「自分ならではの武器」が必要。
- 上手にAIを扱う人、AIを作る人もこれから重宝される。
AIはエンジニアの敵ではなく、生産性を大きく上げてくれるツールです。
「AIから仕事を奪われないように」と懸念するよりも、部分的にうまく頼りつつ、同時に自分の価値を高めていくことが重要になります。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。